毒舌キャラと言えば、芸能界での毒舌キャラがすぐ思い出される。
芸能界では、様々なカテゴリーの番組が存在し、そのカテゴリーに合うキャラが設定されている。バラエティでは、番組に求められるキャラクターがそれぞれあり、そのキャラクターごとの役割が存在していて、それらが上手く回った時に、番組として成り立ち、また番組を視聴者の満足いくような面白いものに仕上げていくのだ。
だから芸能人達は、一生懸命そのキャラクターを演じるプレーヤーに徹しなければならないのだ。その番組に華が欲しい時、笑いが欲しい時、インテリジェンスが必要な場面、それらに見合った必要な芸能人がそのつど選択される。
芸能人はプレーヤーであり、商品でもある。彼ら彼女は、一生懸命そのキャラクターになりきって番組を作り上げようとがんばるのだ。その為には、芸能人達もまるっきりの馬鹿では務まらない。馬鹿なキャラクターを演じてるように見えて、実は結構真面目で誠実な人だったりもする事はあまり珍しい事ではないだろう。
キャラクターを演じる事に於いては、それが仕事であっても良い事ばかりとは限らない。時には、そのキャラクターのせいで視聴者に誤解をされたり、嘲笑をうけたりといった側面も存在する。
その沢山のキャラクターの中でも毒舌キャラと言うのが一際異彩を放ち、また視聴者に強烈な印象を与える。
毒舌キャラと言うのは、言わば視聴者の持っている普段口には出来ない不満だったり怒りを視聴者に変わって代弁してくれる存在なのだ。
それ故、毒舌キャラには一般社会の空気感を敏感に察知する能力が不可欠になってくる。常に自分や周りを客観視でき、どれが最適解なのか冷静に判断出来る落ち着きと、それらを言葉にして伝える聡明さも兼ね備えていなければつとまらない。
それから、もっとも大事なのが他人に対して毒を吐くと言う行為に対しての度胸である。
自分よりも目上の人間に対して毒を吐くと言う行為は、良く取られる場合はとても視聴者受けが良いが、その反面、失敗するとこれまで積み上げてきた実績や努力が水の泡となってしまいかねない程のリスクをはらんでいるのだ。
いずれにせよ、この毒舌キャラと言うのは切れ味の良い諸刃の剣なのである。
では、一体失敗しない為には、毒舌キャラで成功するためにはいったい何を心掛けておけばいいのでしょうか?いくつか紹介していきたいと思います。