社会

「がんばろう広島」と言う偽善について

投稿日:

 

7月に広島周辺の各県で豪雨災害がありました。

広島では4年前にも土砂災害があって、それでは死者が77人もいました。

こんなことは、いつの間にか忘れされてしまっているかのようですが、広島はここのところ自然災害によくあっています。

東北の大震災や神戸の時もそうでしたけれども、こういう不幸なことが起こったときのスローガンみたいなので、「がんばろう」みたいなのがありますよね。

それについて、やっぱりたくさんの人がホントにそう思ってんのかなと言う疑問がありました。

あのフレーズって誰が考えたんでしょうね。

メディアですかね?

あれって「がんばれ」じゃないんですよね。

確か、最初「がんばれ」だったと思うんです。

それが、がんばれだとまるで他人事のようなので批判を受けて、それで「がんばろう」になったんじゃないかなと思います。

「がんばろう」だと、それなりに言葉として置き去りにされてないみたいな調子に聞こえるんでそうしたのでしょうね。

でも、コマーシャルとかニュースでたまたま見たんですが、広島平和公園で、精霊流しがあって、提灯を川に浮かべて流すんですけど、なんかあれに「がんばろう広島」って書いてあったり、そんな事をインタビューで応えてる人がいたんですけど。

あれって、わたし的にものすごく違和感があって、がんばろうって言うあんたががんばれよって突っ込みたくなりました。

あまりにも、一般市民の想像力の無さにびっくりしました。

今回の被害でも相当の人が亡くなってますし、今も苦しんでて大変な人がたくさんまだまだいるし、これから先の事考えたら、絶望的だろうなと言う人もたくさんいると思います。

家が無くなって、家族が亡くなった人に面と向かって「がんばろう」なんて言えるんでしょうか?

例えば、妻は仕事の関係上、精神的な病の人と関わる事が多いんですが、その人達に絶対言ってはいけない言葉が「がんばろう」とか「がんばれ」って言葉なんです。

なんでかと言うと、本人はもう既に頑張っているからです。

そこに「がんばれ」とか言われと、もうこれ以上何をがんばれって言うのだろう?
自分はまだまだ頑張ってないと思われてるのかな?

と思ってしまって更に落ち込んでしまうのだそうです。

この人達は、ホントに簡単に自分から死んでいきます。

今回被害にあった方達にも同じような事が言えるんではないかなと思っています。

災害の恐怖や家族を失った喪失感やらで精神的にいっぱいいっぱいの人に、「がんばろう」なんて言えないでしょう。

いろんなところで「がんばれ」は禁句

それと、わたしの家でも今子育てで日々忙しいんですけども、お母さんはホントに大変だなと思います。

いつも家に居て、外に働きに出てる人よりは楽なんじゃないかと、誤解されそうですが、小さな子供と家に二人でずっといることの大変さはとてつもないです。

だからわたしは妻に「大変だったね」って声を掛けるように心掛けてます。

そして家事をやります。

ここ、家事を手伝うじゃないんですよね。

でもわたしだって、いうほど色々出来てませんが。

明日は我が身、自分が調子いいから調子いい事が言える

いずれにせよ、「がんばろう○○」は好きな言葉じゃないです。

例えるなら、自分は安全な船に乗って、溺れそうになりながらも何とか頑張って水に浮いている人に、それが精一杯の人に、「がんばろう」なんて、船の上から言っているようなもんです。
昔のドラマで、同情するなら金をくれって言う台詞が有名になりましたね。

あれって、同情する側の思い上がりなんだなと思います。

過去の成功体験に浮かれて、現実を直視できないでいる日本社会への警鐘ともとれます。

明日は我が身ってことを考えなければいけないなと思いました。

その船がいつ沈没するかも知れませんから。





-社会

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

都市伝説を信じていいのか

不思議な事や怖い話は文化的な多様性や世界の広がりや物語を生む   オカルトについて、以前は恐怖感を与えるようなホラー的な要素があり、いわばジェットコースターのような怖いモノ見たさの刺激が欲し …

偉い人はどうして無責任なのか(後編)

誰もが偉くなりたい すべての人が当てはまる訳ではないが、人生を送る中で少なからず出世はしたいものである。 しかし、元来出世と言えば将来を嘱望されたエリートにこそ使われるべき言葉で、凡人にはほど遠いよそ …

自分の事だけしか考えない人の対処法を考えてみた

モラルの無い人がよく目につくのは何故か   自分を差し置いていうのもなんですが、最近、どうもモラルの無い人が多くなったと感じる事があって、今住んでるマンションなんかでも、駐車場の扱いとかひと …

対人関係で人より有利になる方法

頑張りが報われない 会社や学校等の沢山の人に囲まれた中で生活していると、自分と他人の扱いに対して敏感になることはあるでしょう。 自分はこんなに頑張ってるのに、誰も評価してくれない。別にそんなに頑張って …

小池龍之介さんの『もう怒らない』わかりやすく解説レビュー

小池龍之介さんの『もう怒らない』と言う本を読みました。               小池龍之介さんは、テレビで見かけたのが最初なん …